北海道日本ハムファイターズの試合は2試合連続で天候不順で流れ。13連戦だ、20連戦だなどと西武ファンやファイターズファンの嘆きが聞こえてきそう。しかし、蝦夷梅雨の典型的な雨でどうにもならなかった。
ちなみに、帯広の最高気温は15度しかなく長袖が必要な寒い一日だったようである。北海道の人は冬でもストーブをつけることがあるというのはこういうことのようだ。寒暖の差が激しいのである。
結局のところ、ファイターズは今年の道東シリーズを0勝2敗2雨という散々な結果で終えることになったのであった。
しかし、そんな天気の中、北海道の夏山に上ったツアー客に悲劇が降りかかったのだ。
私が夏に長野の白馬の八方池(標高は2080m)に上がったときは、どのような装備で臨めばちょうどいいのか分からず、一般的な装備品一覧の解説を見ながら箪笥からセーターを引っ張り出したり、お値段の高い登山用レインコードを買ったりとかなりの重装備と出費をしてしまった覚えがある。でも、山で雨に祟られたらどんなに悲惨なことかはもちろん分かっていたのでそれは仕方がないことだ。
ちなみに、そのときの服装はウールの長袖だった上に思いっきり晴れたので暑いことこの上なかったのだった。でも到達地点の高度が2000mということを考えると暑くて困ることはないのだから、安全側に振ったということで非難はされないもの。もっとも午後3時には麓に下りる予定だったのでやっぱり必要なかったかなと後悔もしたのだが。
私は慎重すぎたかもしれないが、この中高年の登山ツアーはあまりにもお粗末すぎるのではないだろうか? じっちゃんばっちゃんが山登りをするんだから強行軍なんか取れないし、強行軍が取れない分、天候不順とかのことを考えなくてはいけない。そもそもじっちゃんばっちゃんなんだから日帰りできる山以外は登るものじゃないし、どうしても上るんだったら少人数でさらに宿泊することを考えるもの。
そう、今回、麓の気温は15度しかなかったのだ! 防寒装備がなければ即死亡という危険な状態なのだ! 下手すれば山小屋で足止めなのだ! 天気予報を見れば必要最低限の装備は当然分かるわけで、ツアーなんだから出発前にその点検を行うのはジョーシキのはずなのだが!
もう、ハイキングに行くんじゃないんだからさ。健康のために山に登るんだったら伊吹山や高尾山や筑波山くらいで勘弁してくれよという感じ。あと、自分の歳を考えて無茶はしないで欲しい。
2002年の遭難事故もじっちゃんばっちゃんかよ。damn!
じっちゃんばっちゃんは蛮勇であるべきでない、と自戒を込めて筆を置く(これはパソコンで書いているけど)ことにする。